みなさん、こんにちは!
徳島県内にて活動しておりますプラスナイスです。
今回は、「家や土地を売ったら、税金がかかるって聞いたけど…」「どのくらい払うの?」「どうやって計算するの?」
そんな疑問をお持ちの方に、“譲渡所得税”を解説いたします。

①譲渡所得税とは?
簡単に言うと
不動産を売って“利益(もうけ)”が出たときにかかる税金のことです。
たとえば、
昔 1,000万円で買った土地を今 1,500万円で売った場合利益は 500万円 になります。
この500万円に対して、所得税と住民税がかかります。これが「譲渡所得税」です。
②税金の計算方法
譲渡所得税は、次の式で計算されます。
売った金額 −(買ったときの金額+売るときにかかった費用)= 利益(課税対象)
売るときの費用には、仲介手数料や測量費、登記費用なども含まれます。
契約書や領収書があると、これらを正確に引けるため、税金を安くできる可能性があります。
③いつ、どこで払うの?
譲渡所得税は、売った年の翌年に確定申告をして納めます。
申告時期:翌年の2月16日~3月15日
申告先:お住まいを管轄する税務署
納付方法:税務署・銀行・郵便局・またはe-Tax(ネット)
確定申告をすると、所得税はその場で納付し、住民税は6月ごろに市町村から納付書が届きます。

④税金が安くなる特例も!
マイホームを売った場合には、次のような特別控除があります。
3,000万円特別控除
→ 利益から3,000万円まで非課税になる制度です。
多くの方はこの控除で税金がかからないことも。
所有期間による税率の違い
→ 5年以下の所有は「短期譲渡」、5年以上は「長期譲渡」。
長期の方が税率が低くなります(約20%前後)。

⑤ 契約書が無い場合は?
契約書や領収書が無いと、国が「買った金額=売値の5%」とみなして計算するため、
実際より税金が高くなることがあります。
登記簿や通帳などの記録があれば、できるだけ集めておきましょう。
⑥まとめ
不動産を売るときは、「売った金額」よりも「利益」がポイント。
契約書・領収書をしっかり保管しておくことで、正しく、そして無駄なく申告できます。

譲渡所得税の計算や控除は少し複雑なので、
「うちの場合はいくらくらい?」と思ったら、専門家や不動産会社にお気軽にご相談ください。