
年末年始は、普段なかなか顔を合わせない家族や親族とじっくり話ができる貴重な時期です。
このタイミングで、相続予定の不動産や、転居後そのままになっている空き家・使っていない土地などについて話し合っておくと、後々のトラブルや負担を大幅に減らすことができます。
実家に限らず、所有しているものの誰も使っていない物件がある場合、
「今の状態で本当に大丈夫か?」
「将来どうするか、家族間で共通認識があるか?」
といった点を整理しておくことはとても大切です。
こうした“家族が集まる時期”は、不動産の現状と今後を考える絶好の機会です。
特に最近は、空き家を巡るニュースや制度改正が相次いでおり、「放置しているだけで負担が増える可能性」が以前よりも高まっています。
その代表例が、「空き家税(非居住住宅利活用促進税)」です。
京都市を皮切りに導入が進み、今後ほかの自治体でも同様の動きが広がると予想されています。
所有しているだけで課税される仕組みのため、使う予定のない不動産を抱えているご家族には大きな影響が出る可能性があります。
また、老朽化が進んだ建物は、修繕費や解体費が年々上昇しており、放置しておくほど負担が重くなるケースも少なくありません。
固定資産税の特例が外れる可能性や、倒壊リスクへの指摘など、管理面でも注意すべき点が増えています。
だからこそ、年末年始のうちに家族で
・今後使う予定があるのか
・管理を続けられるのか
・売却という選択肢も視野に入れるべきか
を話し合っておくことが、後々の大きな助けになります。
1. 空き家が増え続ける理由とは?
日本では人口減少と高齢化が進み、地方だけでなく都市部でも空き家が増加しています。
特に相続によって空き家を引き継いだものの、
・管理が手間
・解体費用が不安
・遠方のため放置してしまう
といった理由で、年々「利用されない家」が増える傾向です。
空き家が長期間放置されると、
雨漏り・シロアリ・雑草・倒壊リスクなどが増し、売却価格も大きく下がってしまいます。
2. 空き家を放置するリスク
① 固定資産税の負担
住んでいなくても毎年必ず税金がかかります。
管理されず荒廃した空き家だと、優遇が外れて税額が上がる可能性もあります。
② 近隣トラブルの原因に
雑草・害虫・不法侵入など、放置された家は周囲への迷惑につながります。
③ 建物の価値が急速に下がる
空き家は数年放置するだけで建物の劣化スピードが一気に上がり、
「建物に価値が付かない」「解体前提の土地売り」になりやすくなります。
3. 空き家売却という選択肢が注目されている理由
ここ数年、空き家の売却相談が増えている背景には、いくつかの追い風があります。
① 空き家を“再生”したい投資家が増えている
・古民家カフェ
・民泊
・別荘
・移住者向け住宅
など、リノベーション前提の買い手が全国で増加しています。
② 相続したまま放置するより、“現金化”のメリットが大きい
特に遠方に住んでいるケースでは、
維持管理コスト・時間の負担を考えると早めの売却が合理的です。
③ 解体して土地として売る方が高くなる場合もある
古い建物はむしろマイナス評価になることが多いため、
「建物ありのまま売却」と「解体して更地売却」のどちらが得か、
事前に比較するのが重要です。
4. まとめ:空き家は「放置する」より「早めに動く」が資産化の近道
空き家は放置するほど維持コストと劣化リスクが増えていきます。
一方で、最近は空き家を活用したい投資家や移住希望者が増えており、
“売れるチャンス”も広がっています。
もし「どう扱えばいいかわからない空き家」をお持ちであれば、ぜひご相談ください!
査定は無料で行えますので、お気軽にお問い合わせください!
売るとしたらいくらになるのか、どのような売り方が最適なのか、ご提案いたします!